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1945年に Kailash Chandra Mahindra(K.C.マヒンドラ)、J.C. Mahindra(J.C.マヒンドラ)とMalik Ghulam Mohammed(マリック・グラム・モハメッド)によって設立されたインドを代表する財閥。当初はマヒンドラ&モハメッドとして創業したが、のちにマヒンドラ&マヒンドラへと社名変更される。
事業の領域は多岐に亘り、航空宇宙産業、農業、自動車、防衛、エネルギー、農機、金融、物流、不動産、自動車、オートバイ等を行っている。グループ全体の売上高は約2兆円、世界で20万人以上の従業員を有する。中核企業は、自動車と農機で、約7000-8000億円の売上規模を誇る。現在は、ハーバード・ビジネス・スクールを修了したJ.C.マヒンドラの孫にあたるアナンド・マヒンドラがCEOを務めている。
マヒンドラ
出所:マヒンドラ


中核会社
同社の自動車部門ではインド国内で乗用車及び商用車を含め約5百万台の車を販売。販売台数ベースでみると、乗用車では、インド国内で3位、商用車ではインド国内で2位となっている。特に小型商用車やピックアップトラックの分野で高い市場シェアを誇る。
製造拠点としては、フランス、フィンランド、トルコ、スペイン、北米、日本、アフリカ、韓国、インド等グローバルで展開する。2015年にプジョーシトロエングループから、二輪車のプジョー・モーターサイクルを買収、日本では三菱重工系の三菱農機(国内の農機市場ではクボタ、ヤンマー、井関農機に次ぐ4位の市場シェア)と資本提携を行う。2016年には、フィンランドのコンバイン収穫機であるSampo Rosenlew(サンポローゼンルー)へ出資を行う。
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農機は約3百万台をマヒンドラとスワラージブランドで販売している。農機の分野では、世界大手の一角である。
農機(農業機器)業界の世界シェアと売上高ランキングと市場規模


主要子会社群
自動車と農機以外の主要な子会社は以下の通り。タタ・グループ等と同じく、上場子会社を多く抱える。
マヒンドラ
出所:マヒンドラ
主要上場子会社としては、テック・マヒンドラ(Tech Mahindra)、Swaraj Engines(スワラージ・エンジンズ)、マヒンドラ・ホリデーズ&リゾーツ(Mahindra Holidays & Resorts India)、MMFSL、マヒンドラ・ライフスペース(Mahindra Lifespaces)、EPCインダストリエ(EPC Industrie)、マヒンドラ・ロジスティクス(Mahindra Logistics)等が挙げられる。


マヒンドラグループのストラクチャー
マヒンドラの創業一族は、マヒンドラ・グループの中核会社であり、自動車や農機の製造販売を行うマヒンドラ・マヒンドラの約25%の株式を所有する。マヒンドラ・マヒンドラを通じて、主要上場子会社であるテック・マヒンドラの約26%、エンジンのスワラージの約33%、不動産のライフスペースの約51%、金融子会社の約48%、ホテル運営会社の約7割、運輸会社の約6割の株式を保有している。連邦経営型の財閥と言える。

出所:マヒンドラグループについて


テック・マヒンドラ(Tech Mahindra)
テックマヒンドラは、”Connected World” という理念に基づき、革新的かつ顧客中心のITソリューションを提供し、各企業、社員そして社会が“Rise”することを目指しています。同社は、年間売上高49億米ドル、90カ国から集まった従業員11万人以上を擁し、フォーチュン500選出企業を含む926社以上のグローバル企業を支援しています。また、同社は100カ国に20万人以上の従業員を擁するマヒンドラグループの一員です。マヒンドラグループは、自動車や情報テクノロジーなど18の産業分野で事業を展開している多国籍企業グループです。
出所:楽天
テックマヒンドラのソリューションは、「技術的なスキル」「業界の専門知識」という2つの能力を兼ね備えた優れた人材に支えられています。40,000人以上におよぶグローバルな人材を幅広い業種や技術分野に特化した部門に配置し、あらゆるお客様のニーズに協力して対応する体制を整えています。
出所:テック・マヒンドラ

日本では2018年に楽天と通信ネットワークの分野で提携している。


Swaraj Engines(スワラージ・エンジンズ)
1989年に設立された農機向けのエンジン会社。約100億円弱の売上を計上し、700名の従業員を有する。22馬力から54馬力超のエンジンを過去7百万個以上販売した実績。
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出所:同社ホームページ


マヒンドラ・ホリデーズ&リゾーツ(Mahindra Holidays & Resorts India)
マヒンドラ・ホリデーズ&リゾーツ(Mahindra Holidays & Resorts India)は、レ ジャー・ホスピタリティに従事。バケーションメンバーシップを通じて、家族旅行向け各種サービスを提供する。会員向けにアパート、コテージなどの家具付き宿泊施設への滞在や、レストラン、キッズクラブ、その他の活動ができるリゾート施設を提供。出所:ブルームバーグ

約23万人以上のリゾート会員がおり、インドを中心に世界50か所以上のリゾート施設を運営している。


その他のマヒンドラグループの上場子会社
MMFSL(Mahindra & Mahindra Financial Services Limited、マヒンドラ&マヒンドラ ファイナンシャル・サービス)は、主に農機の購入者向けにファイナンスを提供する。
マヒンドラ・ライフスペース(Mahindra Lifespaces)は、マヒンドラグループの不動産開発グループで、商業・住居用複合施設やビジネスセンターの開発を行う。
マヒンドラ・ロジスティクス(Mahindra Logistics)は、マヒンドラグループの物流を担う子会社
Mahindra Ugine Steel (MUSCO、マヒンドラ・ユージン・スチール)は、特殊鋼製品の製造・販売及びスタンピング事業を行う。三井物産と山陽特殊鋼が2012年に出資。


本ページを作成するにあたり参考にした書籍
インド・シフト 世界のトップ企業はなぜ、「バンガロール」に拠点を置くのか? [単行本(ソフトカバー)]

インドと日本は最強コンビ (講談社+α新書) [新書]

インド財閥のすべて (平凡社新書) [新書]