スポンサードリンク



電動バイクや電動スクーターの分野では中国メーカーの躍進が続きます。伝統的なバイクメーカー(ホンダ、ヤマハ、BMW、ハーレー)等の動向や電動バイクの市場規模の情報を記載しています。


電動二輪車の世界市場

電動二輪車の市場が拡大しています。その中でも、特に中国が、中国の電動二輪車の保有台数、販売台数はともに、世界の8割強を占める規模(ロイター社による)と言われております。世界市場規模は約1兆5千億円~2兆円程度、台数ベースだと約4000万台と言われています。
中国での電動二輪車の拡大は、規制が緩いことも影響しています。中国では電動二輪車の運転にあたり、運転免許の取得、車両税や保険も必要なく、イメージでいうと日本で電動自転車に乗るのと同じ法的な扱いとなっています。

出典:電動二輪車の市場規模



事業展開の着眼点

電気自動車と同じように、電動二輪車(バイク・スクーター)は、航続距離を伸ばすためには、電池を多く搭載する必要があるため、本体価格が高くなるという構造があります。安価・軽量かつ航続距離の長い電池の開発は日進月歩であり、現段階において、電動二輪車の事業を拡大しようと考えた場合、いかに充電ネットワークを構築するかが重要な経営課題となってしまいます。よって、電動二輪車の事業は、特に初期段階においては、インフラの構築事業という側面も持つのです。
後述する台湾の電動バイクベンチャーのゴゴロは、電動バイクの販売でなく、自社で構築した充電ネットワークを利用した際に課金できる仕組みを開発しています。同じ型の電池を、他の電動バイクメーカーにも開放している点が特徴と言えます。
中国の場合、充電は家庭もしくはコンビニに急速充電器が設置されていて、1元程度で10分程度で充電できる仕組みとなっています。


中国の電動二輪車の世界シェア

中国においては、Yadea社(ヤエダ、雅迪科技集団)が11.18%で世界首位、電動自転車にも強いAima(愛馬、アイマ)が6.62%、Luyuan(绿源电动、ルユアン)が5.27%、Sunra(サンラ)ブランドで展開する Xinri E 車両が4.43%、Tailg(台铃、タイル)が4.24%の順となっています。


世界のバイクメーカーのEV化

中国国内で独自の進化を遂げている電動バイク・スクーターに後追いする形で、世界のバイク大手も今後電動バイクを投入する予定です。

例えば、米国に本社を置く大型バイクメーカーのHarley-Davidson(ハーレー・ダビッドソン)は、2019年に電動バイクを投入する予定です。。

BMWのバイク事業を担うBMW Motorrad(ビーエムダブリュー・モトラッド)は、2014年に電動スクーターを販売しています。

インドのバイク大手で、日本の川崎重工業からの技術供与を受け成長したBajaj Auto(バジャージ)も。2020年に電動バイクの販売を開始する予定です。

ヤマハのeビーノをはじめとしてホンダも国内での実験的な使用を開始しています。


台湾勢

キムコ(KYMCO、光陽機車)
台湾国内で最大手のオートバイメーカー。ホンダから技術供与ももとに事業を拡大させています。21年までに世界で50万台の電動バイクの販売を計画しています。


ゴゴロ(Gogoro、睿能創意股份有限公司)
台湾に本拠を置く電動バイクメーカー。電動バイクの充電システムを含めインフラ事業も展開しています。購読料型と言われる利用状況に応じて料金を課金する仕組みに強みを持ちます。2017年は約3.4万台の電動バイクを販売した実績があり、二輪車のテスラとの呼び名も。



参考情報

20年後、私たちはどんな自動車に乗っているのか? 電気自動車・ハイブリッド車・燃料電池車、そして自動運転車の未来 (NextPublishing) [Kindle版]

まるわかりEV (日経BPムック) [ムック]

世界へ挑め! [単行本(ソフトカバー)]