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日本の空調・エアコンメーカーの売上高と営業利益ランキング(2020年度の決算ベース)をまとめています。各社の概要も掲載しています。

空調・エアコンメーカーの売上高ランキング

  • 1位 パナソニック 6,698,794百万円
  • 2位 三菱電機 4,191,433百万円
  • 3位 ダイキン工業 2,493,386百万円
  • 4位 シャープ 2,425,910百万円
  • 5位 富士通ゼネラル 265,452百万円
  • 6位 東プレ 214,544百万円
  • 7位 新晃工業 39,177百万円
  • 8位 川重冷熱工業 18,159百万円
  • 9位 日本エアーテック 12,487百万円
  • 10位 昭和鉄工 11,464百万円
  • 11位 木村工機 10,526百万円
  • 12位 協立エアテック 9,924百万円
  • 13位 ネポン 7,258百万円


2020年度の決算(2021年3月期)に基づき売上高順にランキングしてみると、1位はパナソニック、2位は三菱電機、3位はダイキン工業になります。ただし、パナソニックと三菱電機には他の事業の売上も含まれるため、実質1位はダイキン工業です。

空調・エアコンメーカーの営業利益ランキング

  • 1位 パナソニック 258,600百万円
  • 2位 ダイキン工業 238,623百万円
  • 3位 三菱電機 230,195百万円
  • 4位 シャープ 83,112百万円
  • 5位 富士通ゼネラル 18,737百万円
  • 6位 東プレ 10,833百万円
  • 7位 新晃工業 6,565百万円
  • 8位 日本エアーテック 1,415百万円
  • 9位 木村工機 1,399百万円
  • 10位 協立エアテック 610百万円
  • 11位 川重冷熱工業 540百万円
  • 12位 ネポン 246百万円
  • 13位 昭和鉄工 46百万円


営業利益のランキングでも上位3社の入れ替わりはありませんが、2位と3位が入れ替わっています。営業利益もパナソニック、三菱電機は他の事業のものが含まれているため、実質1位はダイキン工業と思われます。

なお、空調・エアコン事業のみの売上高から世界ランキングや世界シェアを分析しているサイトは下記があります。



空調・エアコンメーカーの概要
出所先はロイター、ブルームバーグ、ヤフーファイナンス、会社四季報です。

パナソニック
パナソニックグループは、同社及び連結子会社495社を中心に構成され、総合エレクトロニクスメーカーとして関連する事業分野について日本国内外のグループ各社との緊密な連携のもとに、開発・生産・販売・サービス活動を展開する。【事業内容】同社の製品の範囲は、電気機械器具のほとんどすべてにわたり、5つのセグメントから構成される。アプライアンスセグメントは、ルームエアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、美・理容器具、電子レンジ、ビデオ機器、オーディオ機器、掃除機、炊飯器、自転車、ショーケース、大型空調、コンプレッサー、燃料電池等の開発・製造・販売を行う。エコソリューションズセグメントは、照明器具、ランプ、配線器具、太陽光発電システム、水まわり設備、内装建材、外装建材、換気・送風・空調機器、空気清浄機、介護関連等の開発・製造・販売を行う。AVCネットワークスセグメントは、航空機内エンターテインメントシステム・機内通信サービス、パソコン・タブレット、プロジェクター、放送用カメラシステム、監視・防犯カメラ、デジタルカメラ、固定電話等の開発・製造・販売を行う。オートモーティブ&インダストリアルシステムズ・セグメントは、車載インフォテインメントシステム、電装品、リチウムイオン電池、車載電池、乾電池、制御機器、モーター、電子部品、電子材料、半導体、液晶パネル、電子部品実装システム、溶接機等の開発・製造・販売を行う。その他セグメントは、パナホーム等により構成され、その他の事業に従事する。

三菱電機
総合電機大手。FA、自動車機器や昇降機が収益柱。パワー半導体や空調「霧ヶ峰」など家電も

ダイキン工業
ダイキン工業は家庭・業務用空調機器を製造。また、医療機器および変速機などの油圧機器、フルオロカーボンガスなどのフッ素化学製品なども製造・販売する。砲弾などの特機関連製品も扱う。

シャープ
電機大手。テレビ、液晶パネル、白物家電など展開。16年8月、台湾・鴻海精密工業の子会社に

富士通ゼネラル
富士通ゼネラル及び子会社29社は、空調機、情報通信・電子デバイスの両部門において、製品及び部品の開発、製造、販売並びにサービスの提供を主な事業とする。【事業内容】同社は、空調機及び情報通信・電子デバイスの2つの事業セグメントを運営する。空調機部門においては、主な製品・サービスは、エアコン、ビル用マルチエアコン(VRF)、ヒートポンプ式温水暖房システム(ATW)及び空調関連商品を含む。情報通信部門においては、主な製品・サービスは、消防システム、防災システム、販売時点管理(POS)システム、映像システム、車載カメラ、電子部品、ユニット製品を含む。上記の他、主に同社に対し、富士エコサイクルが家電製品のリサイクル事業を、富士通ゼネラルイーエムシー研究所が電磁波障害に関する測定及びコンサルティング業務を、エフイーエスがリース及び保有不動産の運営管理を、富士通ゼネラルキャリアプロモートが人材派遣事業、業務処理の請負及びコンサルティング等を、富士通ゼネラルハートウエアが物品管理業務等の請負を、清和会が主に同グループの従業員に対し、売店の運営、保険の斡旋等のサービスを、それぞれ行う。

東プレ
独立系のプレス部品メーカー大手。プレス事業は日産向け約6割。冷凍車は国内シェア4割

新晃工業
新晃工業は業務用空調機器を製造・販売。クリーンファンコイルユニットや空気清浄機器も製造する。また、同社は空調工事の請負施工も行う。上海で連結子会社を運営。

川重冷熱工業
川崎重工系。空調設備とボイラーの老舗。大型機主体に小型・省エネ機に品種拡大。メンテ強化


日本エアーテック
日本エアーテックグループは、同社及び関連会社1社(蘇州安泰空気技術)で構成され、半導体・電子工業分野及びバイオロジカル分野を主な需要先とした、クリーンエアーシステムの企画、製造、サービス等の総合技術の販売を行う。【事業内容】同社の主要製品は、クリーンルーム(パネル式クリーンルーム、HEPAフィルター、高性能型クリーンルーム、内装材、クリーントンネル)、クリーンルーム機器(エアーシャワー装置、クリーンエアーオーブン、パスボックス、保管庫、エアーカーテン装置、フィルターユニット、SS-エアーシャワー、食品用エアーシャワー装置)、クリーンブース(パネル式クリーンブース、MAC型クリーンブース、多目的クリーンブース、SS-MAC、EC-MAC、サーマルクリーンチャンバー、SS-クリーンブース)、クリーンベンチ(標準クリーンベンチ、簡易クリーンベンチ、特殊クリーンベンチ、卓上クリーンベンチ、SS-フラットベンチ、SS-クリーンベンチ)、バイオロジカリー機器(バイオクリーンベンチ、無菌手術ユニット、安全キャビネット、無菌治療室、アイソレーター、細胞培養装置、動物飼育キャビネット、クリーンハンドドライヤー、クリーンパーティション、無菌手洗乾燥機)、据付・保守サービス(機器搬入据付、保守サービス、空気清浄機器部品)、その他製品(ドラフトチャンバー、省排気型クリーンドラフト、無塵クリーニング、アスベスト対策機器)、並びにクリーンサプライ商品(無塵衣、ワイパー)等を含む。

昭和鉄工
熱源・空調・熱処理炉など機器装置、橋の欄干など素形材、工事・保守が3本柱。1883年創業

木村工機
木村工機は冷蔵・暖房機器メーカー。産業用空調機器と熱交換器を提供する。世界各地で事業を展開。

協立エアテック
空調機器専業で中堅。ダンパーのシェア約3割で首位。24時間換気装置など住宅用途を深耕中

ネポン
施設園芸用温風暖房機など熱機器が主力。農産物販売や農業ICTクラウドサービス事業展開