スポンサードリンク



産業用冷暖房空調機や家庭用エアコン業界の世界市場シェア、市場規模、業界ランキングや再編のまとめ。三菱電機のデルクリマ、ダイキンのグッドマン、OYL社買収等業界再編が続く。キャリア、ヨーク、トレインの動向等も記載。




産業用空調機世界ランキング

産業用冷暖房空調機では、日本のダイキンが、世界1位となっております。ダクト方式に強い米グッドマンを買収して、産業用空調の米国御三家と真っ向勝負を挑みます。
産業用空調の世界2位は、米国の誇る航空宇宙・重電メーカーの老舗である、ユナイテッド・テクノロジーズ社が1979年に買収をしたキヤリアとなっています。世界3位には、自動車用部品大手である、ジョンソンコントロールズ傘下のヨーク・インターナショナル・コーポレーションとなっています。4位には、1871年に創業された産業機器メーカーである、インガソール・ランド傘下のトレインとなっています。キャリア、ヨーク、トレインは米国の産業用空調御三家と言われており、5位につけるレノックスと併せ、四天王との称されます。
欧州メーカーは、緯度が高く、夏は比較的涼しかったこともあり、エアコンや空調分野で強いメーカーは育ってきませんでした。
出典:産業用空調機業界のランキング


家庭用エアコン世界ランキング

家庭用エアコンの世界シェア1位は、中国の珠海格力電器(グリー)となりました。家庭用エアコンでは、日本のダイキンから生産を受託して、技術力を蓄えてきました。中国の国内での、旺盛な需要をとらえて、ガリバーとして存在感を示します。中興の祖と呼ばれた、ドンミンジュ氏が退任後も、引き続き世界1位の座を、保っています。
世界2位には、同じく中国の美的集団(ミデアグループ)となっています。ミデアはエアコン以外にも、白物家電の国際展開に積極的です。最近では、東芝から、家電子会社の東芝アプライアンスを、買収しました。
世界3位は、日本の三洋電機を買収した、ハイアール社となっています。
世界4位は、パナソニックとなっており、東南アジアやインドでの市場を拡大しています。
出典:家庭用エアコンの世界占有率


冷暖房空調機・エアコン業界の世界市場規模

空調機の世界市場規模は概ね8兆円~10兆円程度と推計されます。その内、いわゆる住宅向けのエアコンは約2~3兆円、台数で約8,000~9,000万台程度、産業用の冷暖房空調機は6兆円~7兆円程度、台数ベースで1,200~1,400万台程度と言われています。
冷暖房空調機の市場規模を分析する場合には、上記のように用途で区分するのか、それとも種類で区分するのか(暖房装置か冷房装置か、暖房装置でもヒートポンプなのか温風暖房機か、冷房装置でも単一式エアコンか分離型のルームエアコンか冷却器なのか、等)で市場規模が変化してくる点に留意する必要があります。

出典:空調機・エアコン業界の世界市場規模の探求



冷暖房空調機・エアコン業界の再編の歴史

冷暖房空調機・エアコン業界の再編の歴史には冷暖房空調機業界の再編が時系列でまとめられています。


ダクト式空調とダクトレス式空調について

ダクト式空調とダクトレス式空調についてのページにはダクト式空調とダクトレス式空調に違いがまとめられています。


日本のエアコン6社の成長戦略の相違点

日本の大手エアコン6社(パナソニック、三菱電機、日立、ダイキン、東芝、富士通ゼネラル)の成長戦略の相違点をまとめたページです。


冷暖房空調機・エアコン業界の参考書籍

本ページを作成するにあたり以下の書籍を参考にさせて頂きました。

旧パナソニックvs新パナソニック(週刊ダイヤモンド特集BOOKS Vol.365)――“20世紀の巨人”は変わるのか? [Kindle版]

ダイキン工業の就活ハンドブック〈2019年度版〉 (会社別就活ハンドブックシリーズ) [単行本]

空調設備が一番わかる (しくみ図解) [単行本(ソフトカバー)]

ダイキン工業の会社研究〈2018年度版〉 (会社別就職試験対策シリーズ―電気機器) [単行本]

日経ビジネス経営教室 世界で勝てるヒト、モノづくり [単行本]

図解入門よくわかる最新空調設備の基本と仕組み (How‐nual Visual Guide Book) [単行本]

冷凍・空調の基本がわかる本 [単行本(ソフトカバー)]


冷暖房空調機・エアコンメーカー世界大手の動向

ダイキン
日本を代表する空調機メーカー。産業用の冷暖房空調機では世界トップ級。ダクト方式に強い米グッドマンやマレーシアのエアコン大手OYL社を買収する等して世界的に事業を展開。


Carrier Corporation(キヤリア)
米国に本拠を置く産業用冷暖房空調機の大手メーカー。航空機エンジン、エレベーター等の大手であるUnited Technologies(ユナイテッド・テクノロジーズ)の子会社。2018年にユナイテッド・テクノロジーズは、Carrierの分社化を発表。


York International Corporation(ヨーク・インターナショナル・コーポレーション)
米国に本拠を置く産業用冷暖房空調機メーカー。建物用自動空調制御装置や自動車用バッテリー等の製造を行うJohnson Controls(ジョンソンコントロールズ)の子会社。2015年に日立アプライアンスと空調機分野で合弁会社を設立。Johnson Controlsは米タイコ・インターナショナルと2016年に経営統合。


Trane(トレイン、USA)
米国に本拠を置く産業用冷暖房空調機メーカー。輸送温度コントロール設備、ゴルフ・カート、エアコンプレッサー等を手掛ける米Ingersoll-Rand(インガソール・ランド)の子会社。


Lennox International(レノックス)
米国に本拠を置く冷暖房空調機メーカー。世界シェア・ランキングはYorkに次ぐ5位。


Midea Group(美的集団)
1968年に何亮健によって設立された中国に本拠を置く家電メーカー。1993年に深セン証券取引所に上場。家庭用エアコンや洗濯機等に強みを持ち、2016年には東芝の家電部門とドイツの産業ロボット大手のKUKAを買収して事業規模を拡大。


Haier Electronics(ハイアール)
中国に本拠を置く白物家電世界最大手。家庭用エアコンも強い。


Gree Electric Appliances(グリー・エレクトリック・アプライアンシズ、珠海格力電器)
1991年創業の中国の家庭用エアコンメーカー。家庭用空調機の販売台数では世界最大手級。2016年に中興の祖である董明珠・董事長がEV自動車への参入をめぐり解任された。


ハイセンス(Hisense、海信)
http://global.hisense.com/
1969年創業の中国山東省青島に本拠を置く新興家電メーカー。


LGエレクトロニクス(LG Electronics)
韓国を代表する総合家電メーカー。家庭用エアコンに強み。


三菱電機
日本を代表する空調機メーカー。霧ヶ峰ブランドで空調機を展開。業務用空調分野では2015年にDe’Longhi(デロンギ)のイタリアの子会社のDeLclima(デルクリマ)社を買収して、欧州市場にて業績拡大を目指す。北米では2018年にインガソールランドによるダクトレス空調機販売の合弁会社設立。
米国の空調市場は、主流がダクトセントラル空調方式で、90%以上を占めておりますが、近年、省エネ意識の高まりにより、ダクトレス空調機が年率10%を超える成長をしており、今後も急速な拡大が見込まれています。
当社は1980年代から米国ダクトレス空調市場を開拓し、30年以上にわたり、技術力とお客様へのサポート力でシェアNo.1を維持してまいりました。一方、米国の大手空調ブランドTrane®とAmerican Standard®を展開するIR社は米国主流のダクトセントラル空調市場において、技術力と全米を網羅する販売網と高い提案力を有する米国を代表する空調メーカーです。
(出所:三菱電機)



その他参考情報