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リチウムイオン電池・二次電池(蓄電池)・乾電池・蓄電池業界の世界市場シェアと市場規模と業界ランキング のまとめ。サムスンSDI、Duracell(デュラセル) 、オートモーティブ・エナジー・サプライ 等の世界大手のリチウムイオン電池、アルカリ乾電池や酸化銀電池メーカーの一覧も掲載。




リチウムイオン電池の世界シェアとランキング

リチウムイオン電池の世界首位は、パナソニックとなります。サムソンSDIから首位を奪還しました。ノートPC、スマホ、車載用の全方位で、リチウムイオン電池を展開しています。民生用が中心だった主戦場が、車載用にシフトしていくなかで、車載用は米国のテスラとリチウムイオン電池のギガファクトリーを運営し、一気に規模拡大を狙っています。
2位は、前年1位のサムソンSDIとなっています。サムソンSDIは、世界1位の自社スマホ向けのリチウムイオン電池の共有が成長ドライバーとなっています。車載用ではBMW向けの電池を供給しています。
3位は、LG化学となっています。シボレー・ボルトに車載用電池の供給を開始しました。米国、欧州、アジアでリチウムイオン電池工場を建設して、更なる成長を狙っています。
4位は、TDKの子会社であるアンプレックステクノロジーとなっています。スマホ向けのラミネート型ポリマーリチウム電池に強みがあります。
5位は、ソニーのリチウムイオン電池事業を買収した村田製作所となっています。同社の強みであるスマホ向け電子部品とのシナジーを狙います。
出典:リチウムイオン電池の世界シェアとランキング


乾電池の世界シェア

乾電池業界では、乾電池の世界シェアの通り世界シェア・ランキング一位は米国のデュラセル社です。


鉛蓄電池の世界シェア

鉛蓄電池業界では、鉛蓄電池の世界シェアの通り世界シェア・ランキング一位は米国のジョンソン・コントロールズ社です。


車載用リチウムイオン電池の世界シェア

車載用リチウムイオン電池の世界シェアは、テスラ、トヨタ自動車、本田、フォード、VWを顧客に持つパナソニックのシェアは約4~5割、日産とNEC合弁のオートモーティブサプライのシェア1~2割、BYD、VW、GMやフォード向けに強いLG化学、三菱自動車向けに強いGSユアサと三菱商事の合弁のリチウムエナジージャパン、トヨタ自動車子会社のプライムアースEVエナジー、BMW向けに強いサムスンSDIとなります。




リチウムイオン電池の世界ランキング推移

リチウムイオン電池の世界ランキング推移のページには、2012年以降のリチウムイオン電池メーカーの世界ランキングと順位変動の背景や業界動向の説明等がされています。

なお、2007年のリチウムイオン電池の世界シェアのランキングは、1位は三洋電機、2位はソニー、3位はサムスン、4位はパナソニック、5位はBYD、6位は日立マクセルとなっていました。市場規模は当時は1兆円程度、パソコンなどの小型電機製品向けのバッテリーがメインでした。市場規模の拡大にともない、1位と2位が、買収や撤退をしていった構図が読み取れます。
出典:リチウムイオン電池メーカー(2007年)


電池メーカーの売上高世界ランキング

電池メーカーの電池以外の売上高も含む売上高世界ランキングの世界1位は、リチウムイオン電池に強いサムソン電子となっています。2位と3位にはソニーと乾電池も含めた事業を展開するパナソニックがランクインしています。4位には、鉛蓄電池に強いジョンソンコントロールがつけています。なお、売上高には電池以外の売上も含んでいることには注意が必要です。


電池業界の世界市場規模

二次電池の市場規模は約6~7兆円程度と推計されます。
一次電池の市場規模は、1兆円程度と推計されます。そのうち、リチウムイオン電池の世界市場規模は2兆円~2兆5千億円程度と推計され、約60-70%が民生用(パソコンやスマホ向)です。車載用蓄電池の市場は1兆~2兆円程度と推計されますが、今後の世界的なEV(電気自動車)へのシフトによって、市場規模が急拡大する可能性があります。
出典:電池の世界市場規模


鉛電池の世界市場規模

鉛蓄電池の世界市場規模は約3兆~4兆円程度と推計され、主に車載用電池、据置鉛蓄電池、小型鉛蓄電池等の用途で利用されます。
出典:鉛蓄電池の世界市場規模


電池の種類

電池の種類には、電極の材料の違い等によって、一次電池と言われるアルカリ乾電池、マンガン乾電池や二次電池と言われるリチウム電池、ニカド電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池、鉛蓄電池等に分かれます。最も簡単に電池を作るには、10円玉、1円玉の間に食塩水に浸したクッキングペーパーを挟むと、電流が発生し、電池となります。電極(今回は10円玉と1円玉)と電解液(食塩水)が電池の基本構造となります。
リチウムイオン電池は、通常は正極にリチウム金属酸化物、負極にカーボン系材料をつかいます。正極と負極で行きかうリチウムイオンの移動に伴い電流を発生させる仕組みです。
出典 電池の種類


電池の材料

電池の材料のページには、マンガン乾電池、アルカリ乾電池、リチウム一次電池、酸化銀電、池鉛蓄電池 、ニカド電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池の材料の情報が分かり易くがまとまっています。


次世代電池

1991年にソニーが商品化に成功したリチウムイオン電池には限界があると言われていています。
次世代電池のまとめの動画にはナトリウムイオン電池、硫黄系電池、空気電池、全個体電池等の次世代電池について簡潔にまとまっています。


電池業界の動向が分かる書籍

本ページは、以下の書籍を参考にさせて頂き、作成しております。
バッテリーウォーズ 次世代電池開発競争の最前線 [単行本]

ハイブリッド自動車用リチウムイオン電池 [単行本]

トコトンやさしい2次電池の本 (B&Tブックス―今日からモノ知りシリーズ) [単行本]

二次電池市場・技術の実態と将来展望―次世代・二次電池市場/予測・関連部材・応用製品〈2015〉 (市場予測・電力自由化シリーズ) [単行本]

瓶詰めのエネルギー―世界はリチウムイオン電池を中心に回る [単行本]

これだけ!電池 (これだけ!シリーズ) [単行本]

これだけ!燃料電池 (これだけ!シリーズ) [単行本]

リチウムイオン電池世界大手メーカーの動向

Samsung SDI(サムスンSDI)
サムスン電子のグループ企業。ノートPC、スマホの分野でのリチウム電池に強み。車載用のリチウムイオン電池は主にBMWに供給


パナソニック
世界一位の座をサムスンSDIと競う。ノートPC、スマホ、車載用と展開。車載用のリチウムイオン電池はトヨタとテスラモーター等を含む大手自動車メーカーに供給。テスラのモデル3が好調なことから、米国のギガファクトリーへ5000億円の投資を実行。年間の電池生産量はEV車50万台分といわれている。


LG化学
韓国を代表するリチウム電池メーカー。現代/起亜、ルノー向けの車載用リチウム電池に強み。


ソニー
ノートPC・スマートフォン向けのラミネート型リチウム電池に強み。2016年にリチウムイオン電池事業を村田製作所に売却。


BYD(比亜迪)
中国の電気自動車メーカー。車載用のリチウムイン電池を内製。ウォーレンバフェット氏が投資をしたことでも有名。


オートモーティブ・エナジー・サプライ
http://www.eco-aesc-lb.com/
日産とNECの合弁の車載用リチウムイオン電池メーカー。主な供給先は日産自動車。中国の投資ファンド・ベンチャーキャピタルであるGSRグループへの売却を検討。GSRは、約1600億円の運用資産を持ち、中国ライドシェア・配車サービス大手の滴滴(DiDi )へも投資をしている。


リチウムエナジー ジャパン
http://lithiumenergy.jp/jp/index.html
バッテリー大手のジーエス・ユアサと三菱商事の合弁会社。主な供給先は三菱自動車。


リチウムエナジー安堵パワー
ドイツのボッシュ、三菱商事、GSユアサの合弁車載用リチウムイオン電池会社。


ブルーエナジー
GSユアサとホンダの合弁合弁車載用リチウムイオン電池会社。ホンダ向けのHV用電池を製造する。


寧徳時代新能源科技(CATL)
アンプレックステクノロジー(ATL)から分社化して誕生した中国の車載用リチウムイオン電池メーカー。中国ではBYDと規模を競う。


Amperex Technology(アンプレックステクノロジー、ATL )
http://atlbattery.com/index/jp/index.htm
香港に本拠を置く小型リチウム電池メーカー。日本のTDKの子会社。スマホ向けのラミネート型ポリマーリチウム電池等に強み。ギャラクシーノート7発火事件の際に、サムソンSDIに代わりリチウム電池をサムスンに供給。



世界の主要な乾電池メーカーの一覧

Duracell(デュラセル)
米国を代表する世界的な乾電池メーカー。元々はGillette(ジレット)傘下。ジレットがP&Gに買収されたことに伴い、P&G傘下へ。2014年にバフェット氏率いるバークシャー・ハザウェイが買収した。


Energizer(エナジャイザー)
米国に本拠を置く大手乾電池メーカー。アルカリ乾電池を発明する等乾電池の発展に寄与。エバレディ(Eveready)やエナジャイザーブランドで展開。ニューヨーク証券取引所に上場している。


Rayovac(レイオバック)
米国に本社を置くSpectrum Brands(スペクトラム・ブランズ)社が展開する乾電池事業。2008年に経営破たん後に建材等を手掛けるRussell Hobbと合併し再建、現在はニューヨーク証券取引所に上場している。スペクトラムブランズのブランド一覧はこちら。電池のレイオバック、熱帯魚のテトラ、ペット製品のDINGO、鍵のKwikset等のブランドを保有。


Fujian Nanping Nanfu Battery(南孚电池)
中国の大手電池メーカー。Excellブランドで展開。2005年にジレットが買収したが、2014年に米P&Gが中国の投資ファンドのCDH Investment(http://www.cdhfund.com/)に売却した。


Zhongyin (Ningbo) Battery(中银(宁波)电池)
http://www.sonluk.com/en/
中国の大手電池メーカー。PAIRDEERブランドで乾電池を販売。Gold Peak IndustriesとNingbo Sonluk Batteryの合弁会社。


日本勢ではパナソニック、FDK、ソニー、日立マクセルが大手乾電池メーカー。



世界の主要な鉛蓄電池メーカーの一覧

Johnson Controls(ジョンソン・コントロールズ)
米国に本社を置く自動車部品、ビル管理や電力システム関連企業。自動車用のバッテリー等の分野に強い。2016年に火災警報分野に強いTyco(タイコ・インターナショナル)と経営統合


Exide(エキサイド)
米国に本拠を置く鉛蓄電池メーカー。自動車用はEXIDE Technologies(エキサイドテクノロジーズ)、産業用はGNB Industrial Power(ジーエヌビーインダストリアルパワー)にて事業を展開している。


GSユアサ
日本を代表する蓄電池メーカー。2004年に京都の名門島津グループの日本電池(GS)と関西のバッテリーの名門ユアサが合併し誕生。


EnerSys(エナーシス)
http://www.enersys.com/GlobalLanding.aspx
米国に本拠を置く産業用鉛蓄電池大手。フォークリフト向けの蓄電池にも強み。2002年に英Hawker社と米国Exide社が合併し誕生。


East Penn(イースト・ペン)
http://www.eastpennmanufacturing.com/
1946年創業の米国に本拠を置く大手鉛電池メーカー。


GSユアサ以外の日本勢では日立化成(2016年にイタリアの自動車部品会社フィアム社から自動車・産業用の鉛蓄電池買収を発表)、古河電池が大手です。




電池に関する業界団体団体概要