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正極材・負極材・電解液・セパレータ業界の世界市場シェア、世界ランキング、市場規模、業界動向のまとめ。日亜化学、ユミコア、L&F、旭化成、東レ、韓国SK等世界大手のセパレータメーカーの動向も掲載。




リチウムイオン電池の材料とバリューチェーン

リチウムイオン電池の材料には、原料のリチウムのほかに、大きく、正極材、負極材、セパレータ、電解液があります。正極材の材料は、さらに、コバルト系、ニッケル系、マンガン系、リン酸系やその組み合わせがあります。負極材の材料は、主に炭素が用いられます。電解液の材料は、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボネートなどがあります。セパレータの材料は、ポリエチレンやポリプロピレンがあります。

リチウムイオン電池のバリューチェーンを考えると、まずリチウム、コバルト、ニッケルなどを生産する原材料生産会社があります。原料のリチウムですと、豪州のタリソンや米国のアルベマールが大手です。原材料生産会社が、リチウムイオン電池の材料メーカーに原料を販売します。材料メーカーは、例えば、正極材でしたら日亜化学が大手です。そして、材料メーカー各社が、リチウムイオン電池の製造メーカーに、材料を販売します。リチウムイオン電池の製造メーカーの大手は、パナソニックやサムスンです。使い終わったリチウムイオン電池は、回収され、リサイクルメーカーによってリサイクルされます。



正極材の世界マーケットシェア

正極材の世界マーケットシェアによれば、日本の日亜化学が世界シェアランキング1位となっております。


負極材の世界マーケットシェア

負極材の世界マーケットシェアによれば、負極材の世界シェアランキング1位は日立化成です。


セパレータ・絶縁体メーカーの世界シェア

セパレータ・絶縁体メーカーの世界シェアによれば、世界シェアトップは日本の旭化成です。日本のメーカーがほぼ市場を寡占しています。

電解液では、宇部興産、三菱化学やPANAX ETECが世界シェアの上位に入ります。


市場規模

正極材の市場規模は3500億円~4500億円程度、セパレータの世界市場規模は1500億円~1800億円程度と推計されます。
出典正極材・負極材・電解液・セパレータの世界市場規模


参考書

セパレータ・絶縁体業界のページを作成するにあたり、以下の書籍を参考にしております。


リチウムイオン電池市場の実態と将来展望〈2014〉リチウムイオン電池市場実態予測・関連部材・応用製品 (市場予測・将来展望シリーズ) [単行本]

電池部材の高性能化と信頼性の向上 [ハードカバー]


正極材・負極材・電解液・セパレータ会社の動向

日亜化学
徳島県に本拠を置く非上場会社。青色発光LEDを実用化したことでも有名。正極材分野でも世界最大級。


Umicore(ユミコア)
ベルギーに本拠を置く素材メーカー大手。元々は亜鉛鉱山等の金属資源の開発会社として19世紀初頭に設立された。触媒や正極材等の素材分野に強み。


L&F Material(L&F)
2000年に設立された韓国に本拠を置く素材メーカー。非上場。正極材は世界大手。


日立化成
日立御三家の1社。人造黒鉛を用いた負極材製法を開発し、世界標準化に成功。


BTR New Energy Materials(深圳市貝特瑞新能源材料)中国の深セン市に本拠を置く負極材メーカー。上場会社のChina Baoan Group(中国宝安集团)傘下。


旭化成
日本を代表する化学メーカー。繊維発祥だが多角化。セパレータは2015年に米国米ポリポアを買収し、車載向けバッテリーの分野を強化。


東レ
日本を代表する化学メーカー。繊維発祥。炭素繊維に強み。セパレータはセティーラブランドで展開。


SKイノベーション
韓国の石油・通信コングロマリットSKのグループ企業。


宇部興産
日本を代表する素材メーカーの1社。石油化学やセメント分野等に強み。ユーポアブランドで展開。