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溶接材料業界の概要、世界シェア、業界ランキング、市場規模の情報。リンカーン、エサブ、イリノイ・ツール・ワークス、神戸製鋼所などの主要な溶接材料メーカーの動向も掲載。




世界シェア

溶接材料業界の世界シェアランキング1位は米国のリンカーン・エレクトリック社です。溶接機器や材料の両方を手掛けており、業界の盟主的な存在です。2位には、スウェーデンに本拠を置くエサブ社です。3位には、北米のイリノイ・ツール・ワークス社です。同社は、溶接材料以外にも、産業包装製品、表面仕上げ材、業務用食品機器などを手掛けています。日本勢では、パナソニックや神戸製鋼所が上位に位置しております。


世界市場規模

溶接材料の世界の市場規模は、約650万トン程度、金額ベースでは、約1兆5千億円程度と推計されます。2003年時点では約350万トンと推計されていました。溶接機器の市場規模は、約7000~8000億円といわれています。


溶接材料とは?

金属を熱や力を用いて結合させることを溶接といいますが、溶接材料は、その溶接をするときの、結合剤となります。溶接した金属は、当然溶接部分の強度や硬度を、元の材料の水準にできるだけ一致させることが望ましく、結合剤としての溶接材料は、そうした意味で重要な役割を持っています。
一般的に、溶接材料には、アークと呼ばれる高温で強い光を発生させる被覆アーク溶接棒、ティグ溶接棒、ソリッドワイヤ、フラックス、帯状電極等があります。


業界の参考書

本ページの情報を収集するにあたり、以下の書籍を参考にしています。
トコトンやさしい溶接の本 (B&Tブックス―今日からモノ知りシリーズ) [単行本]

溶接・接合技術入門 [単行本]

図解入門現場で役立つ溶接の知識と技術 (How‐nual Visual Text Book) [単行本]


リンカーン・エレクトリック(Lincoln)

米国に本拠を置く溶接材料・機器メーカー。120年以上の歴史を誇る。非上場。


エサブ(ESAB)

スウェーデンに本拠を置く溶接材料メーカー。1904年に創業。英国のエンジニアリング大手のチャーター・インターナショナル(Charter International)に1994年に買収され、そのチャーター・インターナショナルも。2012年に米国のコルファックス(Colfax)社に買収される。コルファックス社は米国のダナハー(Danaher Corporation)より分社化して誕生。


イリノイ・ツール・ワークス(ITW)

米国に本拠を置く複合企業。ニューヨーク証券取引所に上場。産業包装製品、溶接材料、ファスナー、ポリマー、接着剤・シーリング剤・潤滑剤・台所カウンター用ラミネート材を製造販売。


エア・リキッド(Air Liquide)

フランスを代表する産業ガスメーカー。ドイツのリンデと双璧。溶接の分野では、機器及び材料の両方で展開。


神戸製鋼所

日本を代表する製鉄メーカー。製鉄自体の規模は国内3位だが、アルミ事業、建設機械(コベルコ建機)、圧縮機、溶接、電力(IPP)分野へ多角化。低合金耐熱性用の溶接材料では、世界シェアトップクラスの実績を持つ。