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インフィニオン・テクノロジーズ社は、シーメンスの半導体部門が独立して誕生したドイツに本拠を置く自動車用半導体大手です。2018年度の売上高は約76億ユーロ、従業員は世界全体で約4万100人となります。フランクフルト株式市場フランクフルト証券取引所に上場をしています。
事業部はオートモーティブ事業部、インダストリアル パワーコントロール事業部、パワーマネジメント&マルチマーケット事業部、デジタル セキュリティ ソリューションズ事業部の4つに分かれています。

オートモーティブ事業部は全体の売上の約4割、インダストリアル パワーコントロール事業部は約2割、パワーマネジメント&マルチマーケット事業部は約3割、デジタルセキュリティ ソリューションズ事業部は約1割となっています。

同社の商品構成を競合他社であるSTマイクロエレクトロニクス、NXP、テキサスインスツルメンツ、ルネサスと比較分析をすると、マイクロコントローラ(MCU)、セキュリティIC、アナログIC、センサー、RF、WiFiやBluethooth等のコネクティビティ、低~高電圧分野のパワー半導体、NOR型フラッシュメモリ(ノア型フラッシュメモリ)、Static RAM(SRAM)等の特殊メモリ分野を幅広くカバーしていることが伺えます。
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出所:同社ホームページ

車載向けの半導体では、サイプレスセミコンダクターの買収によって世界市場シェアが1位となっております。

マイコン分野では、ルネサンス、NXP、STマイクロエレクトロニクスに次ぐ世界4位となっています。
参照:車載半導体・マイコン・LSI業界の世界シェアと市場規模

パワー半導体分野にも強く、パワーディスクリート(Power Discretes)分野では、オンセミコンダクター、STマイクロエレクトロニクス、三菱電機をおさえて、世界1位です。パワーディスクリートは、IGBTやMOSFETが組み込まれたモジュールです。
半導体・パワー半導体業界の世界シェアと市場規模と再編

セキュリティICの分野でも世界1位となっています。


なお、IGBTとは絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(Insulated Gate Bipolar Transistor、IGBT)の略。三相モータ制御インバータ用、UPS、産機電源などの昇圧制御用、家庭調理器具器の共振用に使用されるパワー半導体デバイスです。

MOSFETとは、metal-oxide-semiconductor field-effect transistorの略。電界効果トランジスタ (FET) の一種です。

主要株主は、機関投資家が数%を保有し、特定の大株主は存在しません。

直近のM&Aは
2009年 ワイヤーライン・コ ミュニケーション(有線通信事業)を投資ファンドのGolden Gate Capital(ゴールデン・ゲート・キャピタル)へ売却
2011年 無線通信事業をインテルへ売却
2014年 パワーMOSFETに強みを持つInternational Rectifier(インターナショナル・レクティファイアー)を買収
2018年 ハイパワーLED等に強みを持つクリーにRFパワー事業を売却
2019年 サイプレスセミコンダクターズを買収

となっています。