格付け会社S&P子会社の調査会社CRISILによれば、インドは世界最大の乳業市場。
2017年の牛乳生産量は165百万トン。
インド北部のウッタル・プラデーシュやラージャスターン、インド南東部のアーンドラ・プラデーシュ、インド西部のグジャラート、パンジャブー地方がほぼ過半の生産量。
水牛乳の割合が高いことが特徴。
2018年の同国内の乳製品業界の規模は750億ドル。
牛乳、乳脂肪であるギー(ghee)、パニール(インドのカッテージチーズ)、バターの割合が大きい。
生産者の多数は共同組合であり、上位4社で市場シェア40%を占める。
近年の経済成長の流れを受けて、乳関製品であるチーズ、ヨーグルト、超高音殺菌牛乳、サプリメント等への需要が高まっている。
同国内の大手乳業共同組合には、Amul(アムール)Mother Diary(マザーダイアリー)などがあります。大手乳業メーカーには、ユニリーバ、ネスレ、ラクタリスといった外資系に加え、日用品の零細商店への小分け販売で有名なCalvin Kare(キャビンケア)、大手ビスケットメーカーであるBritannia(ブリタニア)、専業のDobla Dairy、Hatsun、Parag等がある。