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2019年3月更新。スポーツ用品(スポーツウェアやスポーツシューズ)の世界市場シェアと市場規模と業界ランキングについてのまとめ。ナイキ 、アディダス 、ピューマ 、アンダーアーマー、アシックス 、アメアスポーツ 等世界大手スポーツウェア会社の動向も掲載。




スポーツ用品業界の世界シェア

2018年の売上高をベースに市場シェアを計算すると、1位は不動のナイキ、2位も同じく不動のアディダスです。3位以下の5~7倍程度の売上高規模でダントツのトップ2となっています。3位は、新興スポーツメーカーながら急成長を遂げているアンダーアーマーです。但し、6位につけていた中国のアンタが、スポーツブランドマネジメント会社であるアメアスポーツを2019年に買収しているので、合算の売上高ではアンダーアーマーを抜き3位に浮上します。4位は最近ケリンググループから分社化独立したピューマ、5位はニューバランスとなっています。かつて3位の座を争っていた日本のアシックスは7位になっています。
出所:スポーツ用品メーカーの世界市場シェアの分析


スポーツ用品メーカーの売上高世界ランキング

2017年のスポーツ用品メーカーの売上高世界ランキングでは、世界1位はナイキ、2位はアディダス、3位はアンダーアーマーとなっています。日本勢では5位にアシックス、9位にミズノが入っています。売上高にはスポーツ用品以外の売上高も含むため、スポーツ用品の売上の純粋な比較はではないことに注意が必要です。
出典:スポーツ用品メーカーの売上高世界ランキング


スポーツウェア・用品業界の世界市場規模

スポーツ用品業界の世界市場規模は小売販売額ベースで約25兆円~30兆円程度と推計されます。
出典:スポーツウェア・用品業界の世界市場規模
スポーツの種類別の市場規模では、サッカー関連が市場規模では最大で、アメリカンフットボール、野球が2位の座を競っています。以下、F1、バスケットボール、アイスホッケー、テニス、ゴルフと並びます。

スポーツアパレルとスポーツ用具の市場規模は、おおむね1800億ドルと650億ドルと推計されています。
出所:市場規模の分析


スポーツ用品・スポーツウェア・スポーツシューズ業界の再編の歴史

スポーツ用品・スポーツウェア・スポーツシューズ業界の再編の歴史のページには、ナイキ、アディダス、アメアスポーツ等の世界大手スポーツ用品メーカーの過去の再編が時系列でまとめられています。


スポーツ用品業界の参考書

スポーツ用品業界のページを作成するにあたり、以下の書籍を参考にさせて頂きました。

SHOE DOG(シュードッグ)―靴にすべてを。 [Kindle版]

アシックスの就活ハンドブック〈2019年度版〉 (会社別就活ハンドブックシリーズ) [単行本]

ナイキ (知っているようで知らない会社の物語) [大型本]

アディダスVSプーマ もうひとつの代理戦争 ((RHブックス・プラス)) [文庫]

企業・戦略分析: アパレル・スポーツ業界編 [Kindle版]


主要スポーツ用品メーカーの動向

Nike(ナイキ)
米国に本拠を置く世界最大級の総合スポーツ用品会社。


Adidas(アディダス)
ドイツに本拠を置くスポーツ用品世界大手。スポーツシューズ大手のREEBOK(リーボック)を傘下に収め、ナイキと世界トップを競う。ゴルフブランドのTAYLOR MADE(テーラーメイド) も傘下に所有。


Puma(ピューマ)
ドイツを代表するスポーツ用品会社。現在はフランスの高級ブランド持株会社のKering(ケリング)傘下。ゴルフはCOBRAGOLF(コブラゴルフ) にて展開。2018年に、ケリングが持分を、ケリングの株主に分配する形で、同社より独立を果たした。


Asics(アシックス)
日本を代表する総合スポーツ用品会社。スポーツシューズ等のフットウェアに強み。


Under Armour(アンダーアーマー)
1996年発祥のスポーツウェアメーカー。コンプレッションウェアに強み。


Amer Sports(アメアスポーツ)
フィンランドに本拠を置くスポーツメーカー。ウィルソン(Wilson)、スキーのアトミックやSALOMON(サロモン)、アークテリクス(ARC'TERYX)、自転車部品のマヴィック(Mavic)、スポーツ時計のスント(Suunto)、フィットネス機器のプリコー(Precor)、野球バットのスラッガー(Slugger)、ソフトボール用品のディマリニ(DeMarini)、自動車のカーボンパーツ大手エンヴィーコンポジッツ(ENVE Composites)、スキー板のアルマダ(ARMADA) 、スポーツウェアのピークパフォーマンス(Peak Performance)を世界展開している。下図の通り、業績は好調であるものの、2018年に中国のANTA(安踏)等を含む企業グループからの買収提案を受領。2019年に中国のテニスの安踏体育用品(アンタ)を中心とするコンソーシアム(アンタが6割弱出資、騰訊控股(テンセント)やカナダ「ルルレモン・アスレティカ」の創業者なども出資)が買収完了。amer
出所:アメアスポーツ


New Balance(ニューバランス)
米国に本拠を置くスポーツシューズメーカー。


コロンビアスポーツウェア(Columbia Sportswear)
米国に本社を置くアウトドア用品大手。登山、キャンプ等の用品を手掛ける。スキーウェア等のスポーツ用品も強化。


ANTA Sports Products(安踏體育用品有限公司)
中国のスポーツ用品メーカー。香港証券取引所に上場。2009年にFILAの中国事業を、2015年に英国のスポーツシューズブランドのSprandを、2017年に香港の子供服KONGKOWを買収。伊藤忠グループのデサントとも提携。展開するブランドは下図の通り。中国国内では圧倒的1位で、約1万点のANTA店舗を展開。2019年にフィンランドのアメア・スポーツを買収。
anta
出所:ANTA

2018年に投資ファンドの FountainVest Partnersと共同でアメアスポーツに買収を提案。