日本の炭素繊維会社の売上高と営業利益ランキング（2020年度の決算ベース）をまとめています。各社の概要も掲載しています。
炭素繊維会社の売上高ランキング
2020年度の決算に基づき売上高順にランキングしてみると、1位は三菱ケミカル、2位は東レ、3位は帝人になります。ただし、各社ともに炭素繊維以外の売上高も含まれる点には留意が必要です。
1位 三菱ケミカル 3,257,535百万円
2位 東レ 1,883,600百万円
3位 帝人 836,512百万円
4位 クレハ 144,575百万円
炭素繊維会社の営業利益ランキング
1位 東レ 55,879百万円
2位 帝人 54,931百万円
3位 三菱ケミカル 47,518百万円
4位 クレハ 17,263百万円
営業利益のランキングでは東レ、帝人、三菱ケミカルの順番になります。
なお、炭素繊維業界の世界ランキングや世界市場シェアは下記のサイトが詳しいです。
炭素繊維会社の概要
出所先はロイター、ブルームバーグ、ヤフーファイナンス、会社四季報です。
東レ
衣料や産業用途の繊維事業が大黒柱。炭素繊維複合材で世界首位。電子材料、水処理膜等も有力
帝人
帝人グループは、アラミド、炭素繊維、樹脂、複合成形材料、繊維、医薬、情報技術（IT）等事業を行う。【事業内容】2つの事業セグメントを通じて事業を展開する。マテリアル事業は、アラミド繊維、炭素繊維、ポリカーボネート樹脂、ポリエステルフィルム、ポリエステル繊維、繊維製品、複合成形材料等の製造・販売等を行う。ヘルスケア事業は、医薬品・医療機器等の製造・販売及び在宅医療サービス等を行う。また、情報システムの運用・開発及びメンテナンス、エンジニアリング業務及びプラント・機器の設計・販売等IT関連事業も行う。
三菱ケミカル
三菱ケミカルホールディングスは化学品メーカー。光学フィルム、情報・エレクトロニクス材料、アセチル、高機能フィルム、その他の製品を製造する。日本全国で事業を展開。
クレハ
塩素化学の工業薬・肥料発祥。クレラップ等樹脂製品、腎不全薬強い。生分解性のＰＧＡ開発
