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バナナ商社・パイナップル商社といった青果を取り扱う企業が属する業界の世界シェア、業界ランキング、市場規模の情報。チキータ、フレッシュデルモンテ、ドール、ファイフス(住友商事)等の動向も掲載。


<目次>
青果生産会社、青果卸会社の売上高ランキング(2018年)
バナナ商社業界の世界シェア
パイナップル商社業界の世界シェア
バナナとパイナップル業界の輸出量別の世界市場規模
参考書
Chiquita(チキータ)
Fresh Del Monte(フレッシュ・デルモンテ)
Dole(ドール)
Fyffes(ファイフス)
Compagnie Fruitiere(カンパーニュ・フルティエール)
Zespri(ゼスプリ)
Grupo Orsero(オルセロ・グループ)
TotalProduce(トータル・プロデュース)


青果生産会社、青果卸会社の売上高ランキング(2018年)

売上高の業界首位は、2018年に買収を発表したトータル・プロデュースとドール連合となります。2位でベルギーに本拠をおくグリーンヤードには約2倍の差をつけております。なお、買収発表の前は、1位がグリーンヤード、2位がトータル・プロデュース、3位がドールでした。買収後の3位は、フレッシュ・デルモンテとなります。4位は、青果生産大手のチキータとなっています。

出所:青果業界の世界ランキング


バナナ商社業界の世界シェア

バナナ商社業界の世界シェアランキング1位はチキータです。


パイナップル商社業界の世界シェア

パイナップル商社業界の世界シェアランキング1位はフレッシュデルモンテです。


バナナとパイナップル業界の輸出量別の世界市場規模

バナナの世界市場規模(輸出量)はトン数ベースで概ね15ー20百万トン、パイナップルの世界市場規模(輸出量)は3百万トン程度と推計されます。


参考書

バナナ・パイナップル商社業界のページを作成するにあたり、以下の書籍を参考にしています。

バナナの世界史――歴史を変えた果物の数奇な運命 (ヒストリカル・スタディーズ) [単行本]

パイナップルの歴史 (「食」の図書館) [単行本]


Chiquita(チキータ)

米国に本拠を置く1870年に創業した青果商社大手。旧ユナイテッド・フルーツ。2015年に青果商社大手のファイフスとの経営統合が破談した後に、現株主であるブラジルのオレンジジュース大手Cutrale(クトラーレ)とプライベートバンキング大手Safra(サフラ)が買収。青果の中でもバナナの取扱いに強み。


Fresh Del Monte(フレッシュ・デルモンテ)

米国に本拠を置く青果商社大手。バナナ、パイナップルやカットフルーツ等に強み。当時デルモンテの親会社であったRJレイノルズがKKRに1988年に買収され、フレッシュデルモンテはPolly Peckに売却された。その後な何度かの支配株主変更の変更を経て、現在はニューヨーク証券取引所に上場している。デルモンテフーズとの資本関係はない。


Dole(ドール)

1901年に設立されたハワイアンパイナップルに起源をもつ米国に本拠を置く食品会社。David H. Murdock(デビッド・マードック)氏がオーナー。バナナやパイナップル等青果の生産・販売を行う。2012年にアジアの青果事業と世界の加工販売事業を伊藤忠に売却。2018年にトータル・プロデュースに株式の45%の売却(将来的には全株式の売却)で合意。
下図の通り、約12万エーカーの土地、15隻の輸送船、6野菜処理工場、10以上の冷凍倉庫等を保有し、欧州とアメリカで事業を展開。
dole
出所:同社ホームページ


Fyffes(ファイフス)

アイルランドに本拠を置く青果商社。2015年にチキータと経営統合に失敗した後、2017年に住友商事に買収される。同社はスミフルを通じて日本におけるバナナ取扱い大手。


Compagnie Fruitiere(カンパーニュ・フルティエール)

1939年に設立されたフランスに本拠を置く青果商社。バナナ・パイナップルなどの生産流通を担う。バナナは主にカメルーン、アイボリーコースト、セネガル、ガーナなどのアフリカで生産。年間の取り扱い量は約80万トン、うちバナナは54万トン程度、パイナップルは9万トン。2011年にドールのフランス、英国、ポルトガル事業を買収。創業家が支配する非公開会社。


Zespri(ゼスプリ)

ニュージーランドに本拠を置くキウイフルーツ商社。株主はキウイの生産業者で、ニュージーランド産のキウイはゼスプリ・ブランドで輸出される。


Grupo Orsero(オルセロ・グループ)

イタリアに本拠を置く青果商社。バナナやパイナップルなどを中心に取り扱う。中南米を中心に自社のバナナ農園を保有。オルセロファミリーが主要株主。


TotalProduce(トータル・プロデュース)

2007年にFyffes(ファイフス)より分社化して誕生。バナナ、柑橘類、なし、リンゴ、野菜などの青果物の栽培、集荷、流通、販売を行う。ロンドン証券取引所に上場。2018年にドールの株式の45%を買収。


GREENYARD(グリーンヤード)

ベルギーに本拠を置く青果生産・流通・販売大手。果物、野菜の生産や加工販売を手掛ける。冷凍野菜にも強み。ユーロネクストに上場。


青果物を手掛ける会社として、イタリアのBattaglio、フランスのFruidor(フリュイドール)、イタリアのSPREAFICO、スペインのBargosa等がある。