日本の黒鉛電極会社の売上高と営業利益ランキング（2020年度の決算ベース）をまとめています。各社の概要も掲載しています。
黒鉛電極会社の売上高ランキング
2020年度の決算に基づき売上高順にランキングしてみると、1位は昭和電工、2位は東海カーボン、3位は東洋炭素になります。ただし、各社ともに黒鉛電極以外の売上高も含まれる点には留意が必要です。
1位 昭和電工 973,700百万円
2位 東海カーボン 201,542百万円
3位 東洋炭素 31,226百万円
4位 日本カーボン 26,802百万円
5位 SECカーボン 21,299百万円
黒鉛電極会社の営業利益ランキング
営業利益のランキングは1位東海カーボン、2位東洋炭素となります。
1位 東海カーボン 7,858百万円
2位 東洋炭素 3,422百万円
3位 SECカーボン 3,081百万円
4位 日本カーボン 3,015百万円
5位 昭和電工 -19,449百万円
なお、黒鉛電極業界の世界ランキングや世界シェアは下記のサイトが詳しいです。
黒鉛電極会社の概要
出所先はロイター、ブルームバーグ、ヤフーファイナンス、会社四季報です。
昭和電工
電炉用黒鉛電極首位。石油化学、ハードディスク外販、電子材料用ガス、アルミなど事業幅広い
東海カーボン
東海カーボングループは各種カーボン製品の製造・販売を行う。【事業内容】同社は4つの事業を運営する。カーボンブラック事業はゴム製品用・黒色顔料用・導電用カーボンブラックの製造販売を行う。黒鉛電極事業は電気製鋼炉用黒鉛電極を提供する。ファインカーボン事業はファインカーボン（特殊炭素製品）、電機用ブラシ、トーカベイト、鉛筆用芯等の製造販売を行う。
東洋炭素
東洋炭素は、工業用炭素および黒鉛製品を製造。主な製品には、等方性黒鉛、機械用炭素、電気用炭素がある。
日本カーボン
炭素製品大手。電炉向け電極、半導体やリチウムイオン電池向け製造。航空機用はＧＥ等と合弁
SECカーボン
独立系炭素製品の大手。アルミ製錬用電極で世界シェア４割超、電炉用電極も。海外比率６割
